現在、当社が注力している光学系事業3点を、
カギとなる要素技術とともにご紹介いたします。
カギとなる要素技術
01光学機器のレンズ設計
双眼鏡、望遠鏡、CCDカメラ・顕微鏡、プロジェクターなどの映像用レンズ単体、または鏡筒・筐体を含めて設計する事業です。これにはプラネタリウムなども含まれます。当社の基本的光学技術の優位性が、最も直接的に発揮できる領域でもあります。
02センシング機器「開発・設計・製作」
現在当社で最も大きなウェイトを占める、センシング分野の設計開発です。果物の糖度を測定する分光器、液体に溶解している物質の濃度を測るSPRセンサー、エンジンの燃焼状態をモニタリングする光学システムなど、学術機関を含む研究開発現場で用いられる各種機器やシステムを開発します。
03光エネルギー利用関連、その他
レーザーやUV(紫外)光を用いた加工機、光通信関係の光学システムなどを手がけています。
新開発の業務の多くでは、単なるレンズ設計技術に留まらない一つの光学“機器またはシステム”全体を製作するエンジニアリング力が求められます。
当社ではお客様からご相談を受けた時点で、まずは「求めるシステムを実現させるため、そもそもどういった技術が必要になるか?」を見定めます。要素技術をパズルのように取捨選択したり、システム全体のコーディネートを進めたりします。
これには光学技術だけでなく他の関連技術分野のノウハウ、あるいは各種材料特性まで理解する総合力が必要です。同時に、描いた構想を現実のシステムとして完成させるため、特殊加工を含めた特定の製造方法についても確認していかなければなりません。
そういった意味では総合的なエンジニアリング力に加え、これまで当社が培ってきた製造産業分野における技術や人的ネットワークは貴重な財産といえます。